信和建設株式会社は、大阪市淀川区に本社を置く建設会社です。事業内容は、分譲マンションと賃貸マンションの建設をはじめとして、不動産のオーナー対する売買の仲介、さらに事業経営や管理にいたるまで、不動産投資についてトータルなサポートを行っています。

土地や建物に関する課題はすべて取りあつかい、ワンストップで解決するというのが会社としてのモットーです。もともとは、1959年に「信和住宅建設株式会社」として設立されたのがはじまりでした。同じ年にはすでに、現在の信和建設株式会社へと商号を変更しています。その後、信和建設として大きな転機となったのが、2004年のルネス事業部設立です。

国土交通省も推奨する「スケルトン・インフィル住宅」というのは、建物の骨格と内装を独立した構造にすることで、内部だけを簡単にリニューアルすることができる住宅です。その結果、100年長持ちする建物が実現し、確実に未来の世代へ資産として引き渡すことができるようになります。

信和建設の「ルネス工法」

そのスケルトン・インフィル住宅を実現するために、信和建設が推進しているのが「ルネス工法」です。梁をなくすことで天井を高くし、さらに床下に高さ60cmもの広大なスペースを作ることができます。これによって、明るくて広い、リフォームやメンテナンスのしやすいマンションを建てることができます。

ルネス事業部を設立した翌年には、オリジナルマンションブランド「Dolce Vita」の販売をスタート。ルネス工法の受注棟数が全国第1位となります。その後も受注棟数・総戸数ともに何度も全国第1位を記録するほど、ルネス工法は信和建設の代名詞そのものとなっています。

仲介管理店舗を「みつけや本舗」としてブランド化

また、2008年には仲介管理店舗を「みつけや本舗」としてブランド化。仲介業にも、いっそう力を入れています。そして同じ年には「天然温泉ひなたの湯」、2010年には「貸し会議室 大阪研修センター」を、大阪市淀川区に次々とオープン。貸し会議室は、のちに「JEC日本研修センター」へと名称変更されます。

不動産経営経営のノウハウから、その後の経営・管理までサポート

これ以外にも、スポーツ施設や駐車場の経営など、信和建設では積極的に不動産経営のノウハウを蓄積。それを、顧客へと還元しています。もともと、マンション経営を行うようになったのも、顧客と同じ立場になることで、より親身になったサポートができるように、との狙いがありました。

信和建設の企画・提案事例

信和建設が行ってきた主な企画、提案事例をご紹介します。

階数を倍にした等価交換

信和建設株式会社では、不動産売買の仲介だけではなく、その土地の活用について設計から管理、経営までを積極的にサポートしています。そのなかでも、もっとも重視しているプロセスが「企画・提案」です。ここでは、その具体例のひとつとして「階数を倍にした等価交換」について紹介します。

この件で課題となったのは、顧客の希望するマンションの階数をいかにして実現するか、というものでした。というのも、希望どおりに8階建てのマンションを建設するには、土地の形が不向きだったからです。

ネックとなったのは、建築基準法によって定められた「日影規制」でした。これは冬至を基準として、地方公共団体が指定した区域の土地では、一日に一定時間以上、敷地の境界線の外に影を落としてはいけないというルールです。

今回のケースでは、高さが10mを超える建築物ということでこの規制が適用されました。区域の種類によって少しずつ条件は変わってきますが、日影が落ちてもよい時間は、敷地境界線からの水平距離が5m超~10m以内の範囲では3~5時間。10mを超える範囲については、2~3時間程度となっています。

つまり、マンションを高くすればするほど、よりそのハードルも高くなっていくわけです。特に今回ネックとなったのが、南向きで東西に長い長方形の土地という特徴でした。南側からマンションが照らされると、太陽が東から西へ移動する間、ずっとその影を境界線の外に落としてしまうのです。それを防ぐには高さを制限して、どうしても建物を4階以下にするしか方法はないのでした。

しかし、信和建設ではこの問題に対して、ある方法で8階建てを可能にするという解決を提案しました。それはいったい、どのような方法だったのでしょうか。問題だったのは、東西に長い土地の形です。そこで、土地を南北に長くするために、マンション建設予定地の北側に土地を持つ所有者と話し合い、同じ面積の土地を交換してもらうという方法を提案したのでした。こうすれば、日影が落ちる時間は短くなり、顧客の希望通り8階建てのマンションを建設することもできるようになるわけです。

当然、階数が2倍になれば収益もそれだけ高くなる計算になります。この提案に対して顧客は大いに満足し、さっそく実現することになりました。このように信和建設では、まず顧客の希望をかなえていくにはどうすればよいのか、その課題について徹底的に考え抜くことからスタートします。そして、それを実現するためのベストな提案をつねに行うよう目指しているのです。

最上階に天然温泉施設のある賃貸マンション

信和建設では、顧客の希望に対して、これまでさまざまな土地の活用方法を提案してきました。そこではつねに従来の常識にとらわれることなく、また、ただ利便性やコストだけを追求するのではなく、「暮らし」と「街づくり」がいかに良いものとなるか、ということを考えに入れた計画を立てています。

それを実践しているひとつの例として紹介したいのが、信和建設の賃貸マンション「ドルチェヴィータ新大阪」です。その最大の特徴は、最上階に天然温泉施設があるということ。都会のど真ん中でも、本物の天然温泉を味わうことができる。それをコンセプトとして、「天然温泉ひなたの湯」は作られました。特に、新大阪というのはサラリーマンがとても大勢通う街です。そこで温泉に浸かり、一日の疲れをゆっくり取ることができるというのは、とても魅力的なポイントになるはずです。

そのためにひなたの湯では、地下800mから汲み上げるほど天然温泉ほどにこだわりを持っています。また、ほかにもジェット浴や炭酸泉などさまざまな風呂やサウナも用意されていて、多くの来客を満足させてくれます。なかでも目玉となっているのが、夜空を見上げながら入ることができる露天風呂。最上階から見上げる都会の星空は、また別格の味わいがあります。

ほかにも、利用者がよりリラックスできるようにと、シャンプーやコンディショナー、ボディーソープなども厳選されたアイテムを用意。ドライヤーやタオル、レンタルブラシなども利用できるので、誰でも気軽に訪れることができるようになっています。

入浴後には、最新型のマッサージチェアや足裏マッサージ機で、体のこりをほぐすこともできます。ボディケアやリフレクソロジーのサービスも提供しているので、心の底からリフレッシュすることができるでしょう。そのあとは、天然温泉の足湯で大阪の街並みを眺めるのもおすすめ。カフェコーナーには、各種ドリンクやフードメニューもそろっています。

信和建設がこのようなサービスを行っているのは、マンションの入居者や地域の人たちがより密接にコミュニケーションを取れるようにしたい、という想いあってのことです。特に、信和建設のマンションは都会を中心に展開しています。そのような環境だからこそ、温泉や菜園などを屋上に作り、人が安らぐ場所やつながることのできる場所を作りたいと考えているのです。

近所付き合いが難しくなってきた現代社会においても、信和建設が理想としているのは、そんな人々の交流が行われる温かみのあるマンションなのです。

世代を超えた交流をもたらす3棟複合プロジェクト

信和建設では、建物をただ建てて終わり、というような提案は行いません。かならず、「ここに住んでいてよかった」、「楽しく暮らすことができる」といった喜びを、顧客に対して提供することを心がけるようにしています。その実現のために実践しているのが、「豊かなコミュニティづくり」を意識した建物づくりです。

ひとつの例として、大阪府大阪市浪速区の「ドルチェヴィータ難波南」を紹介しましょう。こちらのマンションでは、1階に保育施設が作られています。これがあることで、共働き夫婦でも安心して働くことができる環境をととのえることができています。

しかし、信和建設の狙いはそれだけではありません。マンションの敷地内には、さらにその両隣に2つの建物があります。それが、高齢者向けのマンション「クリスタルコート難波南」とグループホーム「さくらんぼ医療ビル」です。今後、ますます少子高齢化が進んでいくなかで、より重要となっていくのがお年寄りと子供のふれあいの時間です。

ドルチェヴィータ難波南では、それをサポートするためにこのような環境づくりを行っているのです。もちろん、この2つの建物には高齢者に対して万全の体制もととのえられています。クリスタルコート難波南では、スタッフが24時間常駐。また、各所に通報ブザーを設置することで、何か緊急事態が起こったときにもすみやかに対応することができるようになっています。

居室は完全個室となっているので、入居者にとっても心地よいプライベートな空間を保つことができるでしょう。また機械浴室も備え付けられているので、介護が必要な人でも問題なく入居することができます。

一方、さくらんぼ医療ビルは認知症対応型施設となっています。認知症ケアの研修を受けたスタッフが24時間常駐。さらに、緊急時には提携先の医療機関と連携することで、より安心で安全な対処を行うことができます。

こちらも居室はすべて個室となっているので、自宅にいるのと変わらない、ゆったりとした環境そのままで暮らすことができます。また、スタッフは「One team」をスローガンに一致団結、アットホームで温かい対応が行われています。地域との交流も積極的に行っているので、ホームに閉じこもりきりということもありません。

このように、信和建設ではマンションを建てたあとも、それがどのように使われていくのか、そしてどのような街づくりにつながっていくのか、ということまでしっかり考えた提案を行っています。そしてそれが最終的に、明るく活気あふれた社会への貢献になると信じているのです。

信和建設本社ビル

信和建設では、これまでに不動産のオーナーに対して、さまざまな有効活用について提案を行ってきました。その方法は、不動産の立地や周辺人口といった条件によっても大きく異なってきます。

たとえば、駅に近かったり会社員が多く訪れる地域であれば、賃貸マンションのみではあまり有効活用とはいえません。それとは別に、低層階を貸し会議室などとして利用することで、より収益性を高めることができるのです。

そのまさに絶好の企画・提案事例となっているのが、大阪市東淀川区にある信和建設の本社ビル「ドルチェヴィータファースト」です。4階以上は賃貸マンションになっていますが、それより下の階では、1階が店舗、2階がオフィス、そして3階が貸し会議室「JEC日本研修センター 十三」として営業を行っています。

大会議室の最大収容人数は、じつに200人。ほかにも、少人数で利用するための小研修室など、全部で8種類のレンタルスペースを用意しています。利用者の希望によっては、レイアウトを設営したり、オプションメニューでさまざまな備品なども用意することができます。休憩ホールには、ドリンク自動販売機、コピーコーナーなども設置。昼食をはさむ場合には、予算に応じてケータリングサービスも利用できます。歩いてすぐの距離にコンビニエンスストアやビジネスホテル

もあるので、重要な会議や面接、さらにセミナーや講演会など、とても幅広く利用することができるでしょう。ビジネス用だけではなく、ホテルプラザ神戸と提携することで、宴会やパーティー会場として利用することができるプランも用意しています。営業時間は午前7時から午後10時まで。基本の利用時間は3時間で、30分単位で延長することができます。

それでは、なぜ信和建設では本社ビルでもこのような営業を行っているのでしょうか。それは、ただ単純に収益性がよいから、という理由だけではありません。基本的に、不動産経営を行う顧客にとってもっとも気になる点が、ほんとうにその運用がうまくいくかどうか、ということです。

それに対して、信和建設はマンション事業以外にも、この貸し会議室やスポーツ施設、駐車場などのさまざまな運営をみずから行っています。そのノウハウがあるからこそ、顧客に対しても100%の自信をもって、不動産の有効活用について企画・提案を行うことができるのです。そして、その実績を実際に目にすることで、顧客も安心してまかせることができるようになるというわけです。

まとめ

信和建設では、創業以来一貫して「人のよろこびを自分のよろこびとする」という企業理念のもと、ただ建物を建てるだけではなく、その後の経営や管理までしっかり行うことを心がけています。そして、それが地域のコミュニティにつながり、より良い街づくりになるという信念を持っているのです。

2011年には、東京都中野区に東京支店を開設。そのエリアをさらに関東へも広めています。今後も、100年住宅から200年住宅へというように、さらなる向上心を持ち続け、その企業理念を実現させていくための事業活動を行っていくでしょう。